第4章 自営業者の恩恵が思いのままに
サラリーマンの独立で、税金、社会保険料が大幅減
サラリーマンの税金を劇的に安くする方法に、
「サラリーマンが独立し、会社と業務契約を結ぶ」というものがあります。
「独立して業務提携」というと、なんか絵空事のようにも思えます。
でも、これは会社にも社員にもメリットがあることであり、
実際に行っている企業もあります。
メリット、デメリットをしっかり把握して、
それなりの環境を整えれば、決してできないことではないのです。
サラリーマンにとって「独立」というのは、大きな夢の1つだともいえるでしょう。
普通、独立というと、会社から離れて、独自に事業を起こすことになりますが、
この方法の場合、会社の仕事を引き受けるという形はとりながら、
社員という身分から独立事業者という身分に変身するというものです。
そうすることで、引き続き会社の仕事をしながら、
税金や社会保険料が劇的に安くなるのです。
その仕組みは、簡単にいうと次のようなことです。
社員は、これまでの業務を、社員としてではなく事業者として業務請負をします。
そして事業者として様々な経費を積み立てて、
税金や社会保険料を安くしようというわけです。
サラリーマンならば、会社が税金を源泉徴収してしまうので、
自分の努力で税金を下げることはできません。
しかし事業者の場合は様々な経費を積み上げることで、
収入を低く抑え、税金を安くできます。
第2章では、サラリーマンが副業をして経費を積み上げて、
給料の分の税金を減らすというワザを紹介しました。
しかし今回のワザは副業ではなく、日頃会社でやっている業務を社員としてではなく、
「独立事業者」としてやるというわけです。
そして、副業のときと同じように経費を積み上げて、
所得を減らし、節税をするというわけです。
なので、今回の方法はよりダイナミックになります。
節税の方法も飛躍的に広がります。
その代わりクリアしなければならない問題もあります。
それらの問題を1つずつクリアして、この方法を導入すれば、
サラリーマンにとって新しい形態の働き方ができるんじゃないかと私は思います。
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