サラリーマンはなぜ、自分で使えるお金が少ないのか?
信じられないかもしれないが、日本のサラリーマンって、
実はけっこう給料は高いのです。
平成19年度の国税庁の給与調査では、
男性サラリーマンの平均年収は542万2000円です。
女性を含めた平均でも、437万2000円です。
一家の大黒柱である男性の月収は45万円にもなるのです。
月給45万円といったら、けっこうな額ではありませんか?
よほど広い家じゃなければ、家賃は10万円もしないでしょうし、
家のローンがあったとしても、せいぜい10万円前後です。
また食費にしても、一家4人暮らしだとしても、
月10万円程度で収まるはずです。
水道光熱費で5万円として、
住居費、食費を全部払っても25万円くらいです。
なので、生活費を全部払っても、20万円もお金が残ることになります。
これだと、けっこう余裕のある暮らしができるはずです。
これは、別に高給取りのサラリーマンの話ではないのです。
大企業から零細企業までに勤務する、
日本の平均的なサラリーマンの話なのです。
日本には5300万人のサラリーマンがいますが、
5300万人の人たちが平均的な財力として、
年収437万円も持っているのです。
この数字は世界の中では、富豪の部類に入ります。
つまり、日本のサラリーマンは本来はみな富豪なのです。
でもほとんどのサラリーマンは、そんな数字は自分に関係ないことのように思っています。
「私は、そんな余裕のある給料はもらっていない!」
「毎月、いくら切り詰めても給料は足らない。だから妻がパートに出ている」
「どこかに、たくさんもらっている人がいるんだろう」
そういうふうに感じるサラリーマンがほとんどでしょう。
しかし、実はあなたの給料が低いのではありません。
あなたも高い給料をもらっているのです。
でも、その高さを感じられないのは、
給料の多くが別のところに取られているからなんです。
そう、税金と社会保険料です。
日本のサラリーマンは、多額の税金と社会保険料を取られているので、
名目的な給料はけっこう高いのに、苦しい生活を強いられているのです。
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