家賃を会社から払わせる
賃貸住宅に住んでいる人は、その賃貸住宅を会社の借り上げということにして、
会社の経費から家賃を払うこともできます。
社宅ってありますよね?
会社が社員のために建てた住宅のことです。
そして社宅は、市場よりもかなり低い値段で借りることができます。
それはなんらかの形で、家賃分を会社が負担しているからなのです。
つまりは、家賃の大部分を会社の経費で落としているわけなのです。
その社宅のメリットを、賃貸住宅を会社の借り上げにすることで、
使おうというわけです。
なぜ会社が賃貸住宅を借り上げたら節税になるのかというと、
会社の負担した家賃については、経費で落とすことができます。
そして、社員(役員)が家賃のだいたい半分以上を払っていれば、
給料としての扱いをしなくていいのです。
99m2以下の住宅なら、社員(役員)は家賃の20%を負担していればOKです。
同じような金銭的メリットでも、給料としてもらえば、
その社員(もしくは役員)の給与所得ということになり、
所得税の対象となります。
でも、その金銭を給料ではなく家賃の肩代わりという形で出してもらえば、
所得税の対象とはならないのです。
たとえば、家賃12万円のマンションを会社の借り上げにしてもらい、
自分は4万円だけ負担するとします。
差し引き8万円を会社が負担しているわけです。
この8万円は、会社は経費で落とすことができます。
そして社員は、この8万円には所得税はかかりませんし、
社会保険料の対象からはずされます。
となると、年間で96万円も、税金や社会保険料を減らすことができるのです。
税金、社会保険料と合わせて、少なくとも40万円程度の節税になります。
PR