開業の手続きは簡単
「事業を開業する」というと、非常に煩雑な手続きを要するようなイメージがあります。
確かに、業種によっては面倒な手続きが必要なものもあります。
たとえば飲食店などでは保健所の許可を得るなど、
役所への届け出関係がたくさんあります。
ほかにも、業種によっては複雑な手続きを要することがあります。
各業種の開業関係の手続きについては、
ぬかりなくやらなくてはなりません。
本書では各業種の手続き関係のについてまで言及する余裕はないので、
その点はしっかり研究してください。
しかし税務申告に関しては、手続きは非常に簡単です。
というより、税務申告においては、事業を開始するに当たって、
役所へのこれといって手続きなどは必要ありません。
税務署には「開業届け」というものがあります。
これは、事業をはじめた人が「開業しました」という報告をするものです。が、
これは出したほうがいいけれども、出さなくても、
事業所得として申告できないものではありません。
逆に開業届けを出したからといって、
開業が認められたというわけでもありません。
まあ開業するなら、一応出しておいたほうがいいでしょう。
書き方は非常に簡単です。
住所と事業内容を書く程度です。
自分ですぐに書くことができます。
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