急な転勤で所有マンションが宙に浮いたとき
サラリーマンには、転勤はつきものです。
せっかくマンションを購入したのに、転勤になって住むことができない、
というようなケースも多いと思われます。
そういうときは、そのマンションを賃貸して、
家賃収入を得ながら、節税するというのも1つの方法です。
マンションの賃貸収入はローンをやって払える程度で、
その中から不動産屋に手数料など払えば、
ローンもろくろく賄えない場合もあるでしょう。
でも、全額自腹でローンを払うよりはずいぶんマシです。
また、賃貸業で赤字が出た分を差し引くことができるので、
節税にもなります。
これまで自分が居住用で使っていた家(マンション)でも、
賃貸にした場合は、はじめから賃貸にしていたのと同じように、
減価償却費なども計上できます。
つまり、不動産業の経費は、ちゃんと計上できるのです。
だからたいがいの場合、
サラリーマンが自分の部屋を他人に貸すような場合は、
帳簿上は赤字になります。
その赤字を給与所得から差し引くことができるので、
大きな節税となるのです。
そもそも不動産所得の赤字を、
給与所得で穴埋めできる仕組みというのは、
転勤サラリーマンのために作られたものなのです。
転勤の多いサラリーマンは、
せっかく家を買っても、
自分では住めずに、やむを得ず賃貸に出すことが多く、
それではかわいそうなので、賃貸事業で出た赤字を給与所得から差し引くことで、
せめて税金を安くしてあげましょう。
というのが最初の導入理由だったのです。
ところが、当局の案に反してこの制度を利用するのは、
もともとの地主で不動産をたくさん持っているサラリーマンばかりになったのです。
このように、地主サラリーマンばかりにおいしい思いをさせるのは癪にさわる話です。
みなさんも、ぜひ利用しましょう。
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