中古物件はさらに節税に使いやすい
「不動産事業をやってみたいけど、アパートを建てたり、
新築マンションを買うまでには、まだちょっと思いきれない・・・」
こう思っている方もいるでしょう。
そういう方には、中古物件を利用することをお勧めします。
中古のアパートや中古のマンションなどを購入して、
賃貸にするのです。
または、すでに賃貸されている中古マンションなどを購入するのです。
居住者がいる中古マンションは、空室のマンションよりも若干割安になっています。
中古物件は、減価償却の面でさらに有利になります。
建築されてからこれまでの経過年数の8割が、
耐用年数から差し引かれるので、
かなりたくさんの減価償却費を計上できるのです。
たとえば、築10年の木造モルタルアパートを
1200万円(建築価格)で購入したとします。
このアパートの耐用年数は、12年になります。
ということは、このアパートは12年間で減価償却していくことになるので、
年間100万円の減価償却費を計上することができます。
この物件を20年ローンで購入したとすれば、
1年間のローン支払い額は60数万円になるので、
出て行くお金(ローン)は60数万円なのに、
経費計上できるお金(減価償却費)は100万円となるのです。
ただ中古物件については、気をつけなくてはならない点があります。
それは収益性です。
収益性がいい物件であれば、オーナーは手放すことはあまりないので、
購入できる物件は収益性が低いことも考えられます。
すべての中古物件がそうだとはいいませんが、
あまり儲からないから売り出されているという可能性は、
否定できません。
その点は、しっかり検討しなければならないでしょう。
過去、現在の収益状況は、不動産屋に訊けば教えてくれますし、
特殊事情があればそれも教えてくれるはずです。
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