不動産は年金の代わりにもなる
不動産事業は、節税になるとともに、年金の代わりにもなります。
不動産事業は、投資としてあまり有利ではない、ということが時々いわれます。
実質的な年利が3~5%の物件も多いので、
株など他の投資を行ったほうがいいといわれるわけです。
また不動産事業は、資金の回収に時間がかかるので、
年配の人にとっては元が取れない、ということもいわれることがあります。
しかし筆者は、これは的を射たものとは思えません。
たとえば、定年を5年ほど残した50代の人が、
3000万円を不動産に投資したとします。
この投資を回収するのには20年以上かかることになっています。
もしかしたら、この人は、投資を回収するまで生きていないかもしれません。
しかし、不動産投資をしていれば、
一定の収入がずっと入ってくるわけです。
資金の回収が終ってからも、
30年、40年と定額の収入が得られるわけです。
老朽化して、店子が入らなくなっても、
資産としては残っているので、そのときは売るか、
建てなおすかをすればいいわけです。
人間は、いつまで生きるのか、自分ではわかりません。
50代のとき、残りの人生が20年になるのか、30年になるのか、
はたまた40年になるのか、だれにもわからないのです。
となると、3000万円の貯金は、どのくらい使っていけばいいのか、
計画の立てようがありません。
20年で死ぬのならば、年間150万円は使えますが、
40年生きる可能性もあるわけだし、
その場合は年間75万円しか使えない、
そういうことで悩まなければなりません。
また、時間が経つごとに貯金は目減りしていきます。
70代では残額が1000万円を切り、
80代で残り2~300万円となれば、
心細いことこの上ないものです。
貯金で老後をすごすというのは精神衛生上、
非常によくないことなのです。
そういう点を考えれば、投資した金を回収するのに何十年もかかるし、
年利にすればそうたいしたことではないのですが、
毎年、毎年、定期収入が入ってくるという利点は評価できます。
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