税金に疎い人はお金に疎くなる
これまで、「サラリーマンは税金に疎い」ということを述べてきましたが、
私のこれまでの経験からいわせていただくと、
「税金に疎い人はお金にも疎くなる」という傾向があるようです。
お金にうるさい人は、税金にもとてもうるさいものです。
税金というのは、下手をすれば収入の半分を持っていかれるものです。
これをうまく制するかどうかで、金銭的な面はまったく違ってきます。
だからお金にうるさい人は、必然的に税金にうるさくなるのです。
一方、大半のサラリーマンは、税金にうるさくありません。
税金について諦めている感があります。
その結果、お金に関しても、非常に消極的、会社任せになっているように思われるんです。
「サラリーマンの収入は会社に左右される」
「サラリーマンはどんなに頑張っても、自分の収入は自分では決められない」
そう思っている人が多いようです。
お金に対する考え方が、硬直化してしまっているのです。
サラリーマンといえども、会社の奴隷ではありません。
何もかも会社に管理されているわけではないのです。
会社以外での経済活動も、やろうと思えばやれます。
特に昨今は、ネットを使えば簡単にビジネスがはじめられます。
会社の給料だけが金ではないのです。
また会社の給料にしても、同じ仕事をして対価をもらうならば、
費用対効果を考えなくてはなりません。
黙っていては、税金と社会保険料でしこたま取られてしまうだけなのです。
節税というのは、ちょっとした知識があればすぐにできるものなのです。
たとえば、民間の個人年金に加入していれば、
税金が安くなるということを知っていましたか?
公的年金ではない、民間の保険会社などが売り出している年金に入ると、
税金が安くなるのです。
生命保険に入っていれば、税金が安くなることを知っている人は多いでしょう。
でも、生命保険料控除とともに、
個人年金に加入している人も、税金が安くなるのです。
個人年金というものは、保険会社などが販売している年金タイプの金融商品です。
昨今の年金不安の中、加入者も増加しているようです。
毎月1万円程度の掛け金を払っていれば、
だいたい1万円~3万円くらいの節税になります。
もし何か金融商品を買おうと思っている人は、ぜひこのことを頭に置いておきたいものです。
とまあ、こういう具合に、
「サラリーマンは、自分のお金は自由にならない」という思い込みを解き、
ちょっとした知識を持てば、かなり自由にお金を手にすることができるのです。
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