家を持つと税金が安くなる「住宅ローン控除」の仕組み
この章では、不動産事業をすることで、
会社からの給料にかかる税金を減らす方法を中心に紹介しようと思っていますが、
その「大技」をご紹介する前に、
まず準備運動として「住宅ローン控除」を紹介しましょう。
「ローンを組んで家を買えば税金が安くなる」
住宅ローン控除という制度ですが、
なんとなく知っているけれど詳しいことは知らない、
という人が多いのではないのでしょうか?
この住宅ローン控除とは、実は強力な節税アイテムなのです。
どれほど強力かというと、
平均的な収入のサラリーマンが3000万円程度のローンを組んで家を購入すれば、
所得税はほとんどゼロになってしまうのです。
それが10年間も続くのです。
このような強力な節税アイテムであるにもかかわらず、
サラリーマンの中には知らない人が多いようです。
税務署員などは皆、一定の年齢になると、
この住宅ローン控除を当て込んで家を購入したがるということは、
それほどこの住宅ローン控除の節税効果が強力だということなのです。
この住宅ローン控除ですが、
「所得税がほとんど取れなくなるので当局としても困る」ということで、
いったんは2008年で終了予定となっていました。
でも昨今の不況のため、拡充されて延長されることが決まっています。
現在(2009年5月)では、まだ正式に国会を通っていませんが、
おそらく通ると思われます。
改正案では、所得税だけではなく、住民税も減税されることになっていますので、
さらに減税額は大きくなります。
この住宅ローン控除を使うのと使わないのとでは、
サラリーマンの経済生活は大きく変わるといえるでしょう。
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